オリンピック記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

東京オリンピックが2020年に開催されることに合わせ、オリンピック記念硬貨が発行されます。それに伴い、これまでに日本で発行されたオリンピック記念硬貨の買取価格が、今後上昇する可能性があります。

この記事では、日本で開催されたもしくは開催されるオリンピック記念硬貨の買取価格と、相場以上で売る方法を紹介します。


オリンピック記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

オリンピック記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

世界で最初にオリンピック記念硬貨が発行されたのは、1952年にフィンランドで開催されたヘルシンキオリンピックの時です。通貨単位は500マルッカで、素材は銀でした。

その後、1964年に東京オリンピックが開催された記念に、1,000円銀貨と100円銀貨の2種類の記念硬貨が発行されました。東京オリンピック記念硬貨は、日本で初めて発行された記念硬貨です。

それまでに製造された全ての貨幣は漢数字の製造銘柄が使われていましたが、東京オリンピック記念硬貨において、国内で発行された通貨で初めて算用数字の製造銘柄が使われました。

東京オリンピック記念硬貨のうち1,000円銀貨は1,500万枚、100円銀貨は8,000万枚発行されました。いずれも金融機関において額面価格で引換えられました。引換え日には、全国各地で行列ができたと当時の新聞で報じています。


オリンピック記念硬貨の買取価格相場

東京オリンピック記念硬貨

東京オリンピック記念1,000円銀貨は、表面に富士山と桜、裏面に桜・五輪マーク・算用数字の「1000」が刻印されています。直径は35ミリメートル、量目は20グラムです。買取価格相場は、1,500円~2,000円です。

東京オリンピック記念100円銀貨のデザインは、公募によって決められました。表面に聖火台と五輪マーク、裏面に太陽と算用数字の「100」・「TOKYO1964」の文字が刻印されています。直径は22.6ミリメートル、量目は4.8グラムです。買取価格相場は、150円前後です。

東京オリンピック記念硬貨は、プルーフ硬貨など、コレクター用のプレミア販売は行われませんでした。そのため、主に保存状態により価格が上下します。発行枚数が多いため、あまり高い買取価格は期待できません。

しかし、2020年に東京オリンピックが開催され、新たに記念硬貨が発行されるため、1964年に発行された東京オリンピック記念硬貨の買取価格が、今後上昇していく可能性は高いと考えられます。

東京オリンピック記念硬貨は60年近く前に発行されたため、当時手に入れたまま保管している高齢のかたが多くいると考えられます。それらのかたから相続や雑徭などで譲り受けることが可能であれば、売却することにより利益を得ることができます。


札幌オリンピック記念硬貨

1972年に、アジアで初となる冬季オリンピックが札幌で開催されました。この時に、オリンピック記念100円銅貨が発行されました。表面に聖火台、裏面に五輪マークと雪紋が刻印されています。直径は30ミリメートル、量目は12ミリメートルです。買取価格相場は、額面どおり100円程度です。

札幌オリンピック記念硬貨は3,000万枚発行され、プルーフ硬貨などは発行されませんでした。ところが、札幌オリンピック記念硬貨には「エラーコイン」が多数あり、高値で売ることが可能です。

表綿の模様と比べて裏面の模様が異なった位置にあり、斜めに傾いている傾打エラーの札幌オリンピック記念硬貨は、10,000円以上の高値で売ることが可能です。


長野オリンピック記念硬貨

1998年に、20世紀最後の冬期オリンピックが長野で開催されました。長野オリンピックは、歴代冬季オリンピックの中で最も南に位置することで、注目を浴びました。

長野オリンピックの開催にあわせ、10,000円金貨・5,000円銀貨・500円銅貨と3種類のオリンピック記念硬貨が発行されました。これらの記念硬貨は、1997年~1998年にかけてそれぞれ第1次~第3次にわけて発行され、異なったデザインが採用されました。

長野オリンピック記念10,000円金貨は、純金製です。

長野オリンピック記念硬貨の特徴

第1次発行 第2次発行 第3次発行
10,000円金貨 量目 15.6グラム
発行枚数 55,000枚
裏面刻印 りんどう
表面刻印 スキーのジャンプ フィギュアスケート選手 スピードスケート
買取価格 40,000円~50,000円
1,000円銀貨 量目 15グラム
発行枚数 500万枚
裏面刻印 カモシカ
表面刻印 アイスホッケー選手 バイアスロンの様子 アルペンスキー競技
買取価格 5,000円~8,000円
100円銅貨 量目 7.2グラム
発行枚数 2,000万枚
裏面刻印 雷鳥
表面刻印 スノーボードのジャンプ ボブスレー フリースタイルスキーのジャンプ
買取価格 500円~700円


東京オリンピック・東京パラリンピック引き継ぎ記念コイン

ブラジルのリオデジャネイロで2016年に開催されたオリンピックから、東京オリンピックへの引き継ぎを記念し、国内で初となるハンドオーバーコインが発行されました。額面価格は1,000円、直径は40ミリメートル、量目は31.1グラムの純銀製です。販売価格は9,500円でした。

東京オリンピック引き継ぎ記念コインは、表面にオリンピック旗、桜、ブラジルを代表する花イペー・アマレーロ、裏面には東京2020オリンピック競技大会エンブレムが刻印されています。発行枚数は50,000枚でした。

東京パラリンピック引き継ぎ記念コインは、表面にパラリンピック旗、桜、ブラジルを代表する花イペー・アマレーロ、裏面には東京2020パラリンピック競技大会エンブレムが刻印されています。発行枚数は50,000枚でした。


2020年東京オリンピック・東京パラリンピック記念硬貨

1964年から56年を経た2020年に、東京オリンピックが開催されます。それにあわせ、2018年から大会開催直前までの間、4回に分けて37種類のオリンピック・パラリンピック記念コインが発行される予定です。

第1次分は、2018年にすでに発行されています。東京オリンピック記念硬貨は、10,000円金貨・1,000円銀貨・100円クラッド貨幣が発行されました。

第1次東京オリンピック記念10,000円金貨は純金製で、直径は26ミリメートル、量目は15.6グラムです。表面に流鏑馬と「心技体」の文字が刻印されています。裏面には東京2020オリンピック競技大会エンブレムが刻印されています。裏面は、第1次~第4次まで全ての10,000円金貨で共通です。販売価格は120,000円で、4万枚発行されました。

第1次東京オリンピック記念1,000円銀貨は純銀製で、表面に競泳の自由形・平泳ぎ・背泳ぎの選手が刻印されています。裏面には東京2020オリンピック競技大会エンブレムとソメイヨシノ・イチョウが刻印されています。裏面は、第1次~第4次まで全ての1,000円金貨で共通です。販売価格は9,500円で、10万枚発行されました。

第1次東京オリンピック記念100円クラッド貨幣は、表面にフェンシングの試合が刻印されています。裏面には10,000円金貨と同様の東京2020オリンピック競技大会エンブレムが刻印されています。裏面は、第1次~第4次まで全ての100円クラッド貨幣で共通です。造幣局による額面通りの引換えで3,948,000枚発行されました。

第一次東京パラリンピック記念硬貨は、10,000円金貨は発行されず、1,000円銀貨・100円クラッド貨幣が発行されました。

第1次東京パラリンピック記念1,000円銀貨は、表面に柔道の試合が刻印されています。裏面には東京2020パラリンピック競技大会エンブレムとソメイヨシノ・イチョウが刻印されています。裏面は、第1次~第4次まで全ての1,000円金貨で共通です。販売価格は9,500円で、10万枚発行されました。

第1次東京パラリンピック記念100円クラッド貨幣は、表面に車いす競技のボッチャが刻印されています。裏面には東京2020パラリンピック競技大会エンブレムが刻印されています。裏面は、第1次~第4次まで全ての100円クラッド貨幣で共通です。造幣局による額面どおりの引換えで3,948,000枚発行されました。

東京2020年オリンピック記念硬貨は、発行されて間もないため、販売価格とほぼ同様の買取金額となります。保管しておくことにより、今後価格が上昇していく可能性があります。

第2次~第4次の東京オリンピック・パラリンピック記念硬貨は未発行のため、買取価格は不明です。

第2次発行分では、10,000円金貨は発行されません。第2次東京オリンピック記念1,000円銀貨は、表面に陸上競技・バドミントン・野球とソフトボールが刻印された3種類の記念硬貨が発行されます。第2次東京オリンピック記念100円クラッド貨幣は、表面に空手・スケートボード・スポーツクライミング・サーフィン・ウエイトリフティングが刻印された5種類の記念硬貨が発行されます。

第2次東京パラリンピック記念1,000円銀貨は、表面に水泳の飛び込みと泳ぐ選手が刻印された記念硬貨が発行されます。第2次東京パラリンピック記念100円クラッド貨幣は、表面にゴールボールが刻印された記念硬貨が発行されます。


オリンピック記念硬貨の相場以上で売る方法

オリンピック記念硬貨の相場以上で売る方法

第1次の申込みにおいては、販売数量を上回る人気となり、造幣局において抽選会が行われたほどの人気がありました。第2次~第4次発行分も、同様かそれ以上の人気となる可能性があります。

また、全ての種類を集めたい記念硬貨コレクターは、相場を大きく上回る価格となっても手に入れたいため、なるべく早い段階で複数の種類の東京2020オリンピック・パラリンピック記念硬貨を手に入れることにより、将来に高値で売ることができる可能性が増します。

10,000円金貨および1,000円銀貨は、金相場や銀相場の変動の影響を受けます。特に、10,000円金貨は金相場の価格が上昇しているときに売ることで、数十パーセント買取価格が上昇する可能性があります。


まとめ

オリンピック記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法のまとめ

日本で過去に開催された3回のオリンピック、および2020年に東京で開催が決定しているオリンピックにあわせて発行されるオリンピック記念硬貨の買取価格相場と、相場以上で売る方法を紹介しました。まとめると以下のとおりです。

  • 1964年に国内初となる東京オリンピック記念硬貨が発行され、その後オリンピック開催ごとに記念硬貨が発行されている
  • オリンピック記念硬貨は通常発行分の他、プルーフ硬貨など高値で売ることができるものも発行されている
  • 保存状態が良い記念硬貨の他、エラーコインが高値で売れる可能性がある

オリンピック記念硬貨は、1964年に国内で初めて発行されました。東京オリンピック、札幌冬季オリンピック、長野冬季オリンピックの3回にわたり発行され、2020年に開催される東京オリンピックにおいても発行が段階的にはじまっています。

オリンピック記念硬貨は、発行枚数や保存状態、プルーフ硬貨などの記念セット、複数のデザインのセットなどで高値がつきます。金貨は金相場の影響で高値になることがあります。エラーコインは、コレクターの間でさらに高値で取引される可能性があります。

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