沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は、1975年7月20日~1976年1月18日にかけて開催された沖縄国際海洋博覧会の際に発行された、記念硬貨です。

この記事では、沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の特徴と買取価格相場、高く売れる沖縄国際海洋博覧会記念硬貨、さらには少しでも沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を高く売る方法について紹介します。


沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の特徴と買取価格相場

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の特徴と買取価格相場

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は、沖縄県で開催された国際博覧会の「沖縄国際海洋博覧会(通称EXPO’75)」の開催にあわせて発行された記念硬貨です。

沖縄国際海洋博覧会は、1975年7月19日に開会式が行われ、翌7月20日~1976年1月18日まで、約半年にわたって開催され、会期中には約350万人が来場しました。

沖縄県は1972年に、それまで統治していたアメリカから日本に復帰しました。沖縄国際海洋博覧会は、その3年後に開催された国際博覧会であったことに加え、世界で初めて「海~その望ましい未来」の名が示すとおり海をテーマに開催されたことから、国内だけでなく世界的に注目されました。

沖縄国際海洋博覧会の開催に合わせて、様々な記念物が発行されました。沖縄国際海洋博覧会記念100円白銅貨のほかに、純金小判型メダル、沖縄海洋博切手(20円切手・30円切手・50円切手・小型シート)、沖縄海洋博覧会記念メダル(金メダル・銀メダル・銅メダル)などがあります。

これらのうち、100円記念硬貨は最も発行枚数が多く、1億2,000万枚です。その分、希少価値が低く、買取価格は安いです。買取価格相場は200円~1,000円弱程度です。

さほど高値はつかないようですが、額面が100円の硬貨が1,000円で売れると言うことは、価値が10倍になることを意味します。ただし、高値で取引されるのは、未使用で保管状態の良い美品に限られます。

傷や汚れ、使用感がある場合の沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の買取相場は、額面通りの100円~200円程度となります。一定以上のレベルのコンディションでない限り、高値で売るのは難しいです。

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の表面のデザインは、沖縄県那覇市首里にある「守礼の門」です。裏面のデザインは、イルカと海洋博覧会のロゴ、EXPO’75などが刻印されています。

量目は4.8グラム、サイズは22.6ミリメートルです。これは、通常の100円硬貨とほぼ同じです。多くの記念硬貨は、通常の100円硬貨よりやや大きめのことが多いですが、沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は通常サイズのため、買い物などに使いやすいです。

デザインにマスコットキャラクターのイルカが描かれているのは、記念通貨の中では非常に珍しいため、硬貨コレクターだけでなく多くのかたに人気がある記念硬貨です。

通常の100円玉と同様に、店舗などで使用することが可能です。発行枚数が非常に多いため、そのまま通常の硬貨に使用され、保存状態が悪いものも多いです。


高く売れる沖縄国際海洋博覧会記念硬貨と少しでも高く売る方法

高く売れる沖縄国際海洋博覧会記念硬貨と少しでも高く売る方法

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は発行枚数が多いことから、それほど高値がつきにくいです。発行枚数1億2,000万枚は、これまで日本で発行された記念硬貨の中で最多です。希少価値が低いことが、高値がつかない最大の要因です。

そのため、ほぼ未使用で保存状態が良い場合でも、あまり高値では売れません。硬貨コレクターの多くがすでに沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を所有していることも、高値がつかない原因の一つです。

近年になり、海外の硬貨コレクターが日本の記念硬貨に興味を示していることから、今が沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を売るチャンスといえます。そのために、できるだけ保存状態を良くし、汚れなどを取りましょう。

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は、種類が100円白銅貨の1種類のみで、プルーフ硬貨など保存用の記念硬貨も発行されていないため、プレミア価格がつく可能性はほぼありません。


沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を少しでも高く売る方法

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を少しでも高く売る方法はいくつかあります。


複数枚をまとめて売る

硬貨コレクターの中には、1枚のみでなく大量に集めたいかたもいます。セット売りすることにより、効率よく売ることにつながります。


正しい価格で買取してくれる業者に売る

リサイクルショップやチェーンの買取店で売ると、額面とほぼ変わらない金額で買取される可能性が高いです。古銭買取専門店などに鑑定してもらうことで、少しでも高く売ることができます。


沖縄国際海洋博覧会に合わせて発行された他の記念物と同時に買取してもらう

特に高値がつくのは、沖縄国際海洋博覧会記念小判です。K24の品位で量目が90グラムと、大型の記念メダルです。純金製のため、40万円以上の買取価格になる場合があります。金相場が高くなったタイミングで売ると、さらに価格が上昇する可能性があります。発行枚数は44,000枚です。

また、沖縄国際海洋博覧会記念メダルが6種類あり、種類や保存状態により高値がつくことがあります。

金メダルはK18の品位で記念小判よりやや劣りますが、4~5万円程度の買取価格が期待できます。表面に進貢船、裏面に沖縄国際海洋博覧会マークとアクアポリスが描かれています。

同じサイズの銀メダル・銅メダルとセットで財団法人沖縄国際海洋博覧会協会が10万セット発行しました。

金メダルと同じ発行元の銀メダルは、買取価格が2,000円~5,000円、銅メダルは1,000円程度となります。金・銀・銅セットで売ることで高値で売ることにつながります。

イルカに乗った少年をデザインした銀メダルと、タツノオトシゴに乗った少年をデザインした銅メダルのセットも、32,000セット発行されました。2枚セットの場合、5,000円~10,000円で売ることができます。上記の3枚セットのメダルより一回り大きいサイズが特徴です。

白金メダルは、発行枚数が2,500枚で、トビウオに乗った少年がデザインされています。買取価格は2,000円~4,000円程度です。

上記公式メダルの他に、各パビリオンなどが発行した独自のメダルがあります。沖縄国際海洋博覧会記念で日本以外の国が発行した記念硬貨は、約30種類あります。30枚セットだと買取価格が10,000円以上になります。

沖縄国際海洋博覧会記念のアクアポリス・沖縄館・海浜公園・海洋文化館・海洋生物園の各パビリオンの記念硬貨5種セット、海洋みどり館の記念コインセット、記念切手、記念金銀盃などもあるため、それらと沖縄国際海洋博覧会記念硬貨をセットで買い取りしてもらうと高値がつくことがあります。


まとめ

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法のまとめ

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の特徴と買取価格相場、高く売れる沖縄国際海洋博覧会記念硬貨、沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を高く売る方法を紹介しました。まとめると以下のとおりです。

  • 沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は額面100円の1種類のみで、1億2,000万枚発行された
  • 沖縄国際海洋博覧会記念硬貨の買取価格は100円~数百円程度
  • 沖縄国際海洋博覧会で発行された他のメダルなどとセットで買取してもらうことで、高値で売ることが可能

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨は、1975年に開催された沖縄国際海洋博覧会にあわせ、1億2,000万枚発行されました。発行枚数がとても多いため希少価値が低く、高値で買取してもらえる可能性は低いです。

沖縄国際海洋博覧会記念硬貨を少しでも高値で買い取りしてもらうために、なるべくきれいな状態で売るほか、複数枚で売る、または沖縄国際海洋博覧会に合わせて発行された他の記念メダルなどとセットで売る方法があります。

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