エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコイン

汚れや破損があり流通に適さない硬貨は、銀行などの金融機関で交換してもらうことが可能です。

しかし、サビなどの汚れが付着したものや、傷つけてしまったものと違い、造幣局における製造過程で何らかのミスが生じたエラーコインは、金融機関で交換してもらうのはもったいないです。

エラーコインは、額面の価格よりもはるかに高く売れる可能性があります。

この記事では、エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコイン、エラーコインを少しでも高く売る方法を紹介します。


エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコイン

エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコイン

日本で流通する硬貨は、独立行政法人の造幣局で鋳造されます。

造幣局では、硬貨以外にも勲章や褒賞、記念硬貨などもつくります。

造幣局は、大阪本局、さいたま支局、広島支局の3か所があります。

造幣局では、年度により差異はありますが、年間で数億枚~数十億枚の硬貨を鋳造しています。

そのため、製造過程でなんらかのエラーにより、流通に適さないエラーコインが発生する可能性があります。

鋳造技術の向上や、造幣局によるチェックの強化により、日本でエラーコインが流通する確率は国際的にみて低いですが、それでも数多くのエラーコインが存在しています。

  • エラーコインは、種類により買取価格相場が大きく異なります。

影打ちエラーコイン

影打ちエラーコインは、硬貨を鋳造する時に誤って両面が同じデザインになった硬貨です。

原因は、一度刻印された硬貨に、他の硬貨が重なりプレスされたことによります。

そのため、片面は鏡に映したようになります。

影打ちエラーコインは近年ではほとんど出回ることがないため、特に買取価格相場が高いです。

10円玉や100円玉の影打ちエラーコインで、10万円~20万円の価格がついたことがあります。

裏写りエラーコイン

裏写りエラーコインは、表面に、本来は裏面に刻印されるはずの額面の数字がうっすら見える硬貨です。

特に10円玉の裏写りエラーコインが多く発見されています。

裏写りエラーコインは、一見すると普通の硬貨と見分けがつきにくいため、見落としがちです。

また、流通量も少ないため、買取価格相場は5万円~10万円です。

穴なしエラーコイン

穴なしエラーコインは、通常は中央に穴が空いている5円玉や50円玉の穴がふさがった状態の硬貨です。

穴なしエラーコインは一目見てわかりやすく、自動販売機などでも使用できないのが特徴です。

昭和50年に鋳造された50円玉硬貨の穴なしエラーコインが、多く発見されています。

買取価格相場は20万円以上となります。

5円玉の穴なしエラーコインは確認できていないため、万が一発見されれば、価値は非常に高いでしょう。

穴ズレエラーコイン

穴ズレエラーコインは、5円玉や50円玉の穴の位置が中央からずれた状態の硬貨です。

穴が空いている位置により、買取価格が異なります。

一般的に、穴の位置が中央から離れているほど、買取価格が高くなる傾向にあります。

穴の位置が中央に近い穴ズレエラーコインは、数万円程度の買取価格となることがあります。

穴の位置が外周にかかっている穴ズレエラーコインだと、20万円以上で売れた実績があります。

傾打ズレのエラーコイン

傾打ズレのエラーコインは、表と裏の絵柄の角度がずれてしまっている硬貨です。

近年では傾打ズレのエラーコインはほとんど発生しませんが、昭和40年ごろまでは、10円玉を中心に多く流通しました。

傾打ズレのエラーコインは、気づかずにそのまま使っている可能性が高いため、想像以上に多く市場に出回っている可能性があります。

傾打ズレのエラーコインの買取価格は、傾きの角度が大きいほど、高く売れる傾向にあります。

刻印ズレのエラーコイン

刻印ズレのエラーコインは、刻印が中心からずれている硬貨です。

プレスする際に、不具合が生じたのが原因のようです。

文字や絵柄がずれるだけでなく、形が楕円形やひょうたん形のようになっているものも発見されています。

昭和初期に刻印ズレのエラーコインは多く鋳造されたようですが、近年に鋳造された刻印ズレのエラーコインも発見されました。

刻印ズレのエラーコインのうち、変形したものや中心から大きくずれたものは買取価格が高くなります。

刻印ズレのエラーコインの買取価格相場は、状態により幅が広く、見分けがつかないほどわずかにずれたものだと数千円程度です。

硬貨と判別できないほど刻印がずれたエラーコインは100万円を超える買取価格となることがあります。

「平成」と「円」の文字がかろうじて判別できる1円玉の刻印ズレのエラーコインが、ヤフオク!において280万円で落札されたことがありました。

それだけ珍しい種類のエラーコインです。

ヘゲエラーコイン

ヘゲエラーコインは、硬貨を鋳造する際に硬貨の一部がめくれあがった状態の硬貨です。

金属がめくれて折れているものだけでなく、溶けた金属の塊がくっついているものもあります。

ヘゲエラーコインは昭和初期に多く鋳造されましたが、見た目があまり良くないため、コレクターの人気は比較的低く、買取価格相場は2,000円程度です。

ただし、平成以降のヘゲエラーコインは、高額で売れる可能性が高いです。


エラーコインを少しでも高く売る方法

エラーコインを少しでも高く売る方法

エラーコインは、状態が良いほど高く売れます。

完全未使用であるのが理想ですが、汚れなどが付着していない状態だと、比較的高値がつきます。

そのため、エラーコインを高く売るためには、空気や直射日光に触れさせないのが原則です。

また、素手でエラーコインに触れても変色する可能性があるため、専用の手袋などを使用しましょう。

洗浄することにより汚れを落とすことができますが、エラーコインの種類によっては無理に汚れを落とそうとして、かえって価値が下がってしまうことがあります。

酢や重曹、クレンザーなどで洗浄するのは避けた方が無難です。

また、エラーコインの正確な価値は、素人ではわかりません

専門の査定士に鑑定を依頼すべきです。

日本貨幣商協同組合に加盟している店舗など、安心できる業者を利用しましょう。

近所に信頼できる店舗がない場合は、全国に無料の出張買取をしてくれるバイセルや福ちゃんなどの古銭買取店に買取を依頼しましょう。

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まとめ

エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコインのまとめ

エラーコインの買取価格相場と高く売れるエラーコイン、エラーコインを少しでも高く売る方法を紹介しました。まとめると以下のとおりです。

  • エラーコインは造幣局における鋳造過程でミスが生じた硬貨
  • エラーコインは穴やデザインのズレが生じるものなど色々な種類がある
  • エラーコインの買取価格相場は種類により異なるが、数十万円以上で売れることもある

造幣局が鋳造する硬貨のうち、鋳造過程でなんらかのミスが生じた硬貨のことをエラーコインと呼びます。

エラーコインには、5円玉や50円玉の穴が空いていない穴なしエラーコインや穴がずれた穴ズレエラーコイン、デザインの異なる影打ちエラーコインや裏写りエラーコインなど多数あります。

エラーコインは、昭和初期には多く流通しましたが、近年では鋳造技術の向上やチェックの厳格化などにより、流通量が減少しています。

エラーコインの買取価格相場は、種類の珍しさや鋳造年度、状態などにより異なります。

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