内閣制度創始100周年記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

内閣制度創始100周年記念硬貨は、日本で内閣制度がはじまって100年目を迎えた記念に発行された記念硬貨です。額面価格は500円の1種類のみです。表面は内閣総理大臣官邸、裏面は内閣の印がデザインされています。

この記事では、内閣制度創始100周年記念硬貨の買取価格相場と、内閣制度創始100周年記念硬貨を相場以上の価格で売る方法について紹介します。

内閣制度創始100周年記念硬貨は、1885年に12月22日に、従来の太政官制度に代わり、新たに内閣制度が創設された、ちょうど100年後にあたる1985年に発行された記念硬貨です。

内閣制度創始100周年記念硬貨の素材は白銅で、量目は13グラム、直径は30ミリメートルです。発行枚数は7,000万枚と、かなり多めです。そのため、希少価値は低いです。

内閣制度創始100周年記念硬貨は比較的手に入れやすい記念硬貨のため、額面価格の500円よりも少し上の、600円～1,000円未満程度の買取相場になります。

未使用で保存状態が非常に良い場合であれば、1,000円以上の買取価格になる可能性があります。汚れや変色、傷、経年劣化がない硬貨は、相場以上で売ることができます。

内閣制度創始100周年記念硬貨は、記念硬貨単体だけでなく、ミントセットもあります。ミントセットとは記念硬貨と同年度に発行された1円・5円・10円・50円・100円・500円の各硬貨がセットになったものです。

内閣制度創始100周年記念硬貨のミントセットは、74万6,000セット発行されました。これは、国内で発行されたミントセットの中でもとても多く、希少価値はあまりありません。買取相場は2,000円前後となります。

ミントセットを相場よりも高く売るためには、各硬貨はもちろん、外箱や硬貨の説明書などがきれいな状態で、劣化が見られないことが大切です。

造幣局は、内閣制度創始100周年記念硬貨とは別に、内閣制度創始100周年記念銀メダルも発行しています。これは、量目が60グラム、直径45ミリメートルの純銀製で、かなり大型のものとなります。買取相場は2,000円以上です。記念硬貨とメダルをセットで売ると、高値で売れる可能性があります。

また、記念硬貨の買取価格相場は、時代により変動します。内閣制度創始100周年記念硬貨の場合、国会や政権のニュースが騒がれているタイミングで、やや高値がつくことがあります。

ポジティブなニュースよりも、ネガティブやニュースの時に、よりマスコミに取り上げられやすいため、会計処理の不祥事や議員辞職、その他のマイナス要因の際に売ることで、相場よりも高く売ることが可能となります。

まとめ

内閣制度創始100周年記念硬貨の買取価格相場と、内閣制度創始100周年記念硬貨を相場以上の価格で売る方法について紹介しました。まとめると以下のとおりです。

内閣制度創始100周年記念硬貨は、明治時代に日本で初めて内閣制度が開始されてから100周年経過したことを記念して発行された、額面価格が500円の記念硬貨です。7,000万枚発行されたため、希少価値は低く、買取価格相場が1,000円を上回ることは稀です。

内閣制度創始100周年記念硬貨には、同時期に発行された通常硬貨とセットになっているミントセットも発行されており、買取価格は2,000円程度です。

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