沖縄復帰20周年記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

沖縄復帰20周年記念硬貨は、第二次世界大戦後、20年以上にわたってアメリカの支配下にあった沖縄県が日本に復帰した1972年の20年後にあたる、1992年に発行された、額面価格が500円の記念硬貨です。

この記事では、沖縄復帰20周年記念硬貨の特徴と買取価格相場、高く売れる沖縄復帰20周年記念硬貨の種類、沖縄復帰20周年記念硬貨を少しでも高く売る方法を紹介します。

沖縄復帰20周年記念硬貨の特徴と買取価格相場

沖縄復帰20周年記念硬貨は、1992年に、沖縄復帰20周年を記念して発行されました。

額面価格は、500円のみです。

大蔵省（現財務省）造幣局が発行した、19番目の記念硬貨です。

500円硬貨の中では8番目にあたります。

沖縄復帰20周年記念硬貨は、通常の記念硬貨とは別に、プルーフ硬貨が発行されました。

通常の記念硬貨は2,000万枚、プルーフ硬貨は4万7,000セット発行されました。

プルーフセットはきれいな箱に入り、通常の記念硬貨よりも光沢があります。

沖縄復帰20周年記念硬貨のサイズは直径30ミリメートルで、重量は13グラムです。

表面には、沖縄を代表する観光地、首里城の首里城正殿が描かれています。

裏面には、2匹の昇竜および「沖縄復帰二十年500円平成四年」の文字が刻印されています。

プルーフ硬貨は、造幣局が1962年以降、コレクターが収集するために特殊加工された貨幣です。

デザインは通常の記念硬貨と同様ですが、表面を鏡のように磨いているため、美しい光沢があります。

沖縄復帰20周年記念硬貨のプルーフ硬貨には、硬貨を収納する箱、記念硬貨に関する説明書、証明書などが付属しています。

組み合わせセットではなく単体のプルーフセットで発行されたプルーフ硬貨は、沖縄復帰20周年記念硬貨が国内で初めてです。

沖縄復帰20周年記念硬貨は、別名「沖縄復帰500円白銅貨」とも呼ばれます。

通常の500円硬貨より一回り大きく、通常の買い物に使うことが可能です。

沖縄復帰20周年記念硬貨は、通常の記念硬貨とプルーフ硬貨とで買取価格相場が大きく異なります。

通常の沖縄復帰20周年記念硬貨は、保存状態が良い場合は1,000円前後の買取価格となります。

傷や汚れがある場合は、700円前後です。

プルーフ硬貨は、発行枚数が4万7,000セットのみです。

そのため、保存状態が良い場合の買取価格は10,000円ほどになる場合があります。

ただし、コレクターの高齢化などにより買取価格相場は年々下落しているため、ケースや付属品がそろっていても2,000円前後の買取価格しかつかないことがあります。

高く売れる沖縄復帰20周年記念硬貨と少しでも高く売る方法

通常の沖縄復帰20周年記念硬貨は、あまり高値がつきません。

傷や汚れがひどい場合には、通常の500円玉とそれほど変わらない価値しかもたない可能性があります。

発行枚数は2,000万枚で、熱心なコレクターの多くはすでに所持していると考えられるためです。

通常の沖縄復帰20周年記念硬貨でも、完全未使用で新品同様の保存状態の場合であれば、1,000円以上の買取価格が期待できます。

プルーフ硬貨は、発行枚数が4万7,000セットです。

そのため、保存状態によっては10,000円の買取価格になります。

硬貨のみよりも、箱や証明書がついていた方が買取価格が高くなります。

第三者機関が鑑定した硬貨は、高値がつきやすいです。

アメリカのコイン鑑定会社PCGSやNGCをはじめ、世界中に約20の第三者鑑定期間が存在します。

それらの機関による格付けがされた沖縄復帰20周年記念硬貨は、相場以上の価値がつくことがあります。

沖縄復帰20周年記念硬貨を少しでも高く売る方法は、信頼のおける買取業者を利用することや、他の記念硬貨などとセットで売ること、きれいな状態で売ること、売るタイミングなどが考えられます。

買取におすすめの業者

バイセルや福ちゃんなどの大手の古銭買取業者は、全国に最短30分で出張買取対応してくれます。

出張料や査定料、キャンセル料などは無料です。多少の傷や汚れがあっても、買取してもらえる可能性があります。

ただし、沖縄復帰20周年記念硬貨1枚のみなど、買取価格が極端に安い場合には出張訪問できないこともあります。

そのような時には、他の硬貨や古銭、着物、切手、ブランド品、貴金属などを同時に査定してもらうことで、出張買取してもらえます。

硬貨をセットで売ることで、買取価格が上がることがあります。

これは、査定する業者にとっても1枚ずつ査定に出されるよりも、セットで持ってきてもらった方が効率的なためです。

また、造幣局が1992年に発行した、沖縄復帰20周年記念硬貨に加えて通常の500円玉・100円玉・50円玉・10円玉・5円玉・1円玉の「平成4年貨幣セット」は、やや買取価格が上がります。

査定に出す硬貨は、なるべくきれいな状態にしましょう。

また、沖縄復帰20周年記念硬貨のプルーフ硬貨にはケースや証明書などを同時に査定に出すことにより、査定金額が上がります。

硬貨の手入れや洗浄に慣れていないかたは、軽く汚れを取る程度にとどめましょう。

なぜなら、手入れの際に、汚れやサビ以外の部分が破損する可能性があるためです。

沖縄復帰20周年記念硬貨を売るタイミングは、早めの方が良いでしょう。

古銭や記念硬貨を集める日本人のコレクターが減少しており、買取相場が下落傾向にあるためです。

海外の硬貨コレクターも、大量に発行されている沖縄復帰20周年記念硬貨に対し、高値をつけることは現状では考えにくいです。

ただし、今後は元号が平成から新しくなることや、東京オリンピック・大阪万博などの開催に伴って記念硬貨が発行されることにより、新たに記念硬貨の価値が上昇する可能性があるため、沖縄復帰20周年記念硬貨の価値が上昇していく可能性もあります。

まとめ

沖縄復帰20周年記念硬貨の特徴と買取価格相場、高く売れる沖縄復帰20周年記念硬貨の種類、沖縄復帰20周年記念硬貨を少しでも高く売る方法について紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

沖縄復帰20周年記念硬貨は、アメリカに占領されていた沖縄県が日本に復帰した20年後に発行された、額面価格が500円の記念硬貨です。

造幣局が発行した19番目の記念硬貨で、2,000万枚発行されました。

沖縄復帰20周年記念硬貨の買取価格相場はそれほど高くありませんが、プルーフ硬貨で保存状態が良いと、10,000円程度の買取価格が期待できます。

鑑定は、信頼できる大手の買取業者を利用しましょう。

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