新幹線記念硬貨(貨幣)の買取価格相場と相場以上で売る方法

新幹線記念硬貨(貨幣)は、硬貨コレクターだけでなく鉄道マニアも収集しているため、幅広い層のファンがいます。

2014年10月1日に新幹線開業50周年を迎えたことにより、10種類の記念硬貨が発行されました。

この記事では、新幹線記念硬貨(貨幣)の種類と買取価格相場、および相場以上で売る方法について紹介します。

新幹線記念硬貨(貨幣)の特徴と買取価格相場

新幹線記念硬貨(貨幣)は、額面価格が1,000円の1,000円銀貨幣と、9種類の100円クラッド貨幣が発行されました。

新幹線鉄道開業50周年記念1,000円銀貨幣は、純銀製で、フルカラーで彩色されているのが特徴です。

直径は40ミリメートル、量目は31.1グラムです。2014年に発行され、発行枚数は50,000枚でした。

新幹線記念1,000円銀貨幣のデザインは1種類のみです。

表面には0型新幹線と桜、富士山、裏面には虹色発光で0型新幹線の正面図が刻印されています。

表面の彩色は白色・灰色・黒色・水色・青色・青紫色・ピンク色・黄土色・黄色・黄緑色・緑色でが用いられ、裏面は図柄が虹色に輝くように微細加工が施されているのが特徴です。

新幹線記念1,000円銀貨幣の販売価格は8,300円でしたが、買取価格相場は20,000円～30,000円です。

旧式の0型新幹線のデザインが採用されていることや、色鮮やかな彩色から、鉄道マニアから特に高い評価を得ています。

新幹線記念100円クラッド貨幣は、2015年に東海道新幹線・山陽新幹線・東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線のデザインが、2016年に山形新幹線・秋田新幹線・九州新幹線・北海道新幹線のデザインが発行されました。

新幹線記念100円クラッド貨幣はそれぞれ直径が22.6ミリメートル、量目は4.8グラムです。

表面はそれぞれの新幹線が描かれ、裏面は共通して0型新幹線が刻印されています。

ただし、1,000円銀貨幣とは異なり、虹色発光はしません。

東海道新幹線は、第五世代のN700Aのデザインが採用されています。

N700Aは2013年に運行が開始された新しい新幹線です。

記念硬貨には、従来のN700Sと比較して正面から見た姿が左右に少しふくらんでいるフォルムが正確に描かれています。

発行枚数は232万4,000枚です。

山陽新幹線は、1997年にデビューし、新幹線の平均速度で当時のギネス世界記録になった新幹線500系電車のデザインが採用されています。

「ロングノーズ」と呼ばれる長い鼻のような外観が特徴です。

発行枚数は229万2,000枚です。

東北新幹線は、2011年に「はやぶさ」でデビューした新幹線E5系電車のデザインが採用されています。

発行枚数は230万4,000枚です。

上越新幹線は、1994年に東北新幹線でデビューし、2001年以降に上越新幹線でも運行した新幹線E4系電車のデザインが採用されています。

2階建てで世界最大級の高速列車ですが、引退するとの方針が出ているため、国内最後の2階建て新幹線となる見込みです。

発行枚数は228万8,000枚です。

北陸新幹線は、JR東日本とJR西日本が、北陸新幹線開通に合わせ共同開発した新幹線E7系・W7系電車のデザインが採用されています。

発行枚数は236万枚です。

山形新幹線は、秋田新幹線開業とともに運転を開始した新幹線E3系電車のデザインが採用されています。

通常の新幹線より一回り小さく、愛嬌のあるフォルムが特徴です。

発行枚数は297万2,000枚です。

秋田新幹線は、赤い彩色と鋭い先端部が特徴の新幹線E6系電車のデザインが採用されています。

発行枚数は298万4,000枚です。

九州新幹線は、つばめなどで使われている、JR九州のオリジナル車両、新幹線800系電車のデザインが採用されています。

発行枚数は299万6,000枚です。

北海道新幹線は、E5系と似ている新幹線H5系電車のデザインが採用されています。

発行枚数は、新幹線記念硬貨（貨幣）最多の301万6,000枚です。

新幹線記念100円クラッド貨幣の買取価格相場は、額面価格どおりの100円～150円程度です。

高く売れる新幹線記念硬貨(貨幣)と少しでも高く売る方法

新幹線記念1,000円銀貨幣の買取価格相場は20,000円以上ですが、ケースや外箱・証明書が付属し、保存状態が良いと25,000円～30,000円で売ることが可能です。

新幹線記念1,000円銀貨幣は、造幣局が発行した銀貨幣の中でも高値がつきやすいのが特徴です。

銀相場の値動きとあまり関係なく、安定して高値で売ることが可能です。

その一方で、新幹線記念100円クラッド貨幣は額面通りの価格となることが多いです。

これは、鉄道マニアやファンの多くは既に新幹線記念100円クラッド貨幣を持っていることが影響しています。

新幹線記念100円クラッド貨幣でも、50枚ロールのものや、新幹線50周年記念100円9種クラッド貨幣収納ケースなどは、相場以上で高く売ることが可能です。

50枚ロールは、新幹線記念硬貨（貨幣）が50枚入りの束になったものです。

1ロール内には、全て同一の新幹線記100円クラッド貨幣が入っています。

50枚ロール自体が珍しく、また硬貨が全て未使用品であることから、7,000円～8,000円で売ることができます。

また、9種類異なる新幹線記念100円クラッド貨幣の50枚ロールの場合は、買取価格が80,000円以上になることがあります。

新幹線50周年記念100円9種 クラッド貨幣収納ケースは、日本地図のケースに9種の異なる100円クラッド貨幣がセットされています。

付属品に、各新幹線の路線図があります。

買取価格は額面価格900円を上回る、1,500円～2,000円です。

2015年、2016年それぞれに発行された、新幹線記念100円クラッド貨幣をセットにしたプルーフ貨幣も発行されています。

買取価格相場は、それぞれ2015年発行の5種類の硬貨セットが900円程度、2016年発行の4種類の硬貨セットが600円程度です。

まとめ

新幹線記念硬貨(貨幣)の種類と買取価格相場、相場以上で売る方法について紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

新幹線記念硬貨(貨幣)は新幹線開業50周年を記念し、1,000円銀貨幣1種類と100円クラッド貨幣9種類の合計10種類が、2014年～2015年に発行されました。

1,000円銀貨幣はカラフルなデザインなどから硬貨コレクターだけでなく鉄道マニアにも人気が高く、額面以上の買取価格となります。

100円クラッド貨幣はあまり高い買取価格にはなりませんが、50枚ロールのものや9種類セット、5種類セット、4種類セットなどであれば、相場以上で売ることが可能です。

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