青函トンネル・瀬戸大橋開通記念硬貨の買取価格相場と相場以上で売る方法

1988年は、青函トンネルと瀬戸大橋が開通した年でした。それを記念して、同じ年に青函トンネル開通記念硬貨と瀬戸大橋開通記念硬貨とが発行されました。両通貨のセット販売もされました。

この記事では、青函トンネル開通記念硬貨と瀬戸大橋開通記念硬貨それぞれの特徴と、買取価格相場について紹介します。

青函トンネル・瀬戸大橋開通記念硬貨の特徴と買取価格相場

青函トンネルは、青森県と北海道とをつなぐ、東洋最長の海底トンネルとして1988年3月13日に開通しました。青函トンネルの構想は第二次世界大戦前から練られており、津軽海峡における海難事故が多発したことから1971年に本格的に着工を開始し、20年近くの工期を経て完成しました。

青函トンネルの長さは、全長53．85キロメートルです。津軽海峡の厳しい自然に耐えるために、三つのトンネルによる厳重な構造やポンプ施設による強力な排水構造、非常用発電施設などが整っています。

1988年完成当時、青函トンネルは世界最長の交通機関用トンネルでした。2016年にスイスのトンネルが世界一の長さのトンネルを開通したため、世界二位の長さになりました。ただし、現在においても海底トンネルおよび狭軌のトンネルとして世界一の長さをほこります。

青函トンネル開通記念硬貨の表面には、中心に青函トンネル、周辺に津軽海峡を模した波とかもめが描かれています。裏面には、青函トンネル周辺の青森県および北海道函館市などの日本地図が描かれています。

瀬戸大橋は、岡山県と香川県とをつなぐ10の橋の総称です。1988年4月10日に開通した、道路と鉄道の併用橋です。開通に合わせ、岡山県と香川県それぞれにおいて、別個に記念博覧会が開催されました。

瀬戸大橋は明治時代から建設の構想がありました。1978年に着工し、9年半の歳月を経て完成しました。秒速70メートルまで耐えることができる耐風設計と、マグニチュード8の地震にまで耐えることができる強度を誇ります。

着工当時はもちろん、現在においても、本州と四国をつなぐ橋の建設は画期的で、瀬戸内海における海難事故の減少に貢献しています。

瀬戸大橋開通記念硬貨の表面には、岡山県側から見られる瀬戸大橋の全景が描かれています。裏面には、四国地方を中心とした瀬戸大橋付近の日本地図が描かれています。リボンで囲まれたようなデザインで、瀬戸大橋の開通を祝福することを意味し、青函トンネル開通記念硬貨にも見られます。

青函トンネル開通記念硬貨と瀬戸大橋開通記念硬貨は、ともに発行枚数が2,000万枚、量目は13グラム、直径は30ミリメートルです。記念硬貨としては発行枚数は中程度です。そのため、買取価格相場は額面価格500円より少し上程度です。

保存状態が良い場合は、1,000円程度の買取価格になることがあります。青函トンネル・瀬戸大橋開通30周年を記念し、やや買取価格が上昇しています。

高く売れる青函トンネル・瀬戸大橋開通記念硬貨と少しでも高く売る方法

青函トンネルと瀬戸大橋は、共に開通してから30周年を迎えるため、JR北海道とJR四国の共同企画で記念ツアーやイベントが開催されたため、開通記念硬貨の相場も上昇しています。そのため、売るタイミングとして適しています。

共同企画の内容は、パネル展の開催や、青函トンネルと瀬戸大橋を通過する旅行ツアー商品、ロゴ入り特別列車の運行、特別運賃割引などです。

また、青函トンネルと瀬戸大橋開通30周年を記念し、トンネル通過証明書の進呈や、青函トンネル・瀬戸大橋開通30周年記念メダルが発行されました。それぞれ純金製・純銀製・純金純銀2点セットなどがあります。

それらに興味をもったかたが、30年前に発行された青函トンネル・瀬戸大橋開通記念硬貨に興味をもち、手に入れようと考えているため、買取価格が上昇していると考えられます。

青函トンネル・瀬戸大橋開通記念硬貨は、共に額面が500円の硬貨のみ発行されました。また、ミントケース型ケースに記念硬貨が1枚ずつ収納された「青函トンネル・瀬戸大橋開通記念貨幣セット」が定価1,900円で発行されています。

この記念貨幣セットは、40万セットつくられたため、プレミア価格はついていません。買取相場は長い期間、額面通りの金額でしたが、開通30周年を迎えたため、保存状態が良い場合は、2倍以上の買取価格になることがあります。

青函トンネル・瀬戸大橋開通時には、記念硬貨の他にもJRが発行した公式記念メダルがあります。純金製・純金製・純金純銀2点セットなどがあります。これらのメダルと記念硬貨を同時に売ることにより、高値で買取してもらえます。

これらのメダルは発行枚数が非常に少なく、発行枚数が非常に少ないため、プレミア価格がつきやすいです。特に純金製の大型開通記念メダルは、K24の品位で発行枚数も全国で50枚程度のため、数十万円以上の買取価格が期待できます。

純金製や純銀製のメダルを買取してもらう場合は、金や銀の時価により価値が変動するため、貴金属や古銭専門の鑑定士が在籍する、買取専門店に鑑定を依頼するとよいでしょう。

買取プレミアムや福ちゃんなどは出張買取に対応する買取店のため、記念メダルがある場合や、記念硬貨を大量に所持している場合は、気軽に利用しましょう。

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まとめ

青函トンネル開通記念硬貨と瀬戸大橋開通記念硬貨それぞれの特徴と、買取価格相場について紹介しました。まとめると以下のとおりです。

青函トンネル・瀬戸大橋はともに、長年の構想と10年単位の長期間にわたる工期を経て、1988年に完成しました。同じ年に開通したことから、記念硬貨や記念メダルなどが発行されました。その30年後の2018年に記念式典などが行われたことから、買取相場価格が上昇しています。

青函トンネル開通記念硬貨・瀬戸大橋開通記念硬貨はともに2,000万枚発行され、記念硬貨単体では額面価格の500円～1,000円程度の買取価格です。セット販売やメダルと同時に売ることで、高値で買取してもらうことが可能です。

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