日本舞踊で着られる着物の種類と選び方

日本舞踊を習う場合、着物や扇子、手ぬぐいなどを用意する必要があります。そのほかにも役柄に応じて、傘、キセル、刀、羽子板などを用意することもあるでしょう。

この記事では、日本舞踊において最も重要な着物の種類と、場面に応じてどのような着物を選べば良いか、そのポイントについて説明します。

日本舞踊で稽古を受ける場合、習う日本舞踊の流派や先生の考え方により、どのような種類の着物を着られるかについては、多少の違いがあります。

一般的に、普段着の着物があれば、その着物を着ても大丈夫です。浴衣と半幅帯でも大丈夫です。浴衣は、柄が入っている物でも問題ありません。ただし、半幅帯は作り帯ではなく、普通に縛るタイプの物を選びましょう。

着物を着て日本舞踊のお稽古を行う時は、動きやすさと通気性を重視しましょう。普段着や浴衣は活動性が高く、通気性も良いためです。日本舞踊に適しています。

日本舞踊は、動きはゆっくりですが、腰を落として体感を整えながらすり足で動くと、かなり汗をかきます。

稽古で着物を頻繁に洗うことも考え、選びましょう。

日本舞踊の発表会でも、身内などで行う比較的小規模なものやお浚（さら）い会であれば、練習用と同じ着物でも問題はありません。

大きな舞踊会で着る着物は、振袖など、高価なものになります。日本舞踊の初心者のうちは、自前で用意するよりも、着物レンタルを利用した方が良いでしょう。

演目や役柄に応じ、着る着物の種類は大きく異なります。どのような着物が良いかは、日本舞踊の先生と相談しましょう。先生が着物を貸してくれる場合もあります。

日本舞踊に使う足袋は、5枚コハゼの足袋がおすすめです。コハゼとは、銀の留め金がついている物です。日本舞踊はすり足で動きやすいように、所作台で稽古を行うため、足袋ソックスのように滑りやすい素材の物は避けましょう。

まとめ

日本舞踊で着られる着物の種類と選び方について紹介しました。まとめると以下のとおりです。

日本舞踊を学ぶなら、着物の選び方が重要です。日本舞踊で着られる着物の種類は、流派などにより異なりますが、動きやすく通気性の高い着物であれば、種類に決まりはありません。

普段着の着やすい着物や、浴衣などが日本舞踊の稽古に適しています。大きな舞踊会に出る場合は、レンタルで演目に適した着物を選びましょう。

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