着物に関わる仕事の種類と求められるスキル、年収

着物が好きで着物に関する仕事に携わりたいと思っているかたもいると思います。

着物に関する職業にはどのような種類があるのでしょうか。

ここでは、着物に関わる仕事の種類と求められるスキル、年収について説明します。

着物に関わる仕事の種類

着物に関わる仕事三つを紹介します。

着付け師

自分で着物を着ることができないが、成人式の時や卒業式の際に着物を着付けてもらった経験があるかたは、着付け師に着物を着付けてもらっています。

着付け師の仕事は着物をきれいに着付けすることです。

美容院、写真館、呉服屋などのスタッフの一員となって仕事をすることが一般的です。

着付け教室の講師となっているかた、自宅で着付け教室を行っているかたもいます。

和装スタイリスト

着物は洋服と比べて着こなしが難しいと言われています。

季節に合わせた柄や素材を組み合わせてコーディネートをする必要があるためです。

和装スタイリストは季節やシチュエーションに合わせた着物をコーディネートすることが仕事です。

和裁士

和裁士は、着物を仕立てることが仕事です。

着物メーカーや和服仕立て所などで働きながら技術を磨いて、一人前になれば独立することもできます。

着物に関わる仕事に求められるスキルと年収

着物に関わる仕事に求められるスキルと年収についてみていきます。

着付け師の場合

センスが良く限られた時間内に美しく着物を着付けさせることができるスキルが必要なほか、着付けをするかたの緊張がほぐれるように会話をしながら着付けをすることも必要なため、コミュニケーション能力も必要です。

美容院や写真館に雇われていることが多いため、年収は240万円からとなります。

和装スタイリストの場合

シチュエーションに応じて適切な和装をコーディネートすることが必要です。また、事前に決めていても現場では急に違うコーディネートを求められることがあります。

それに対して柔軟に対応できるスキルも必要です。

和装スタイリストはスタイリストの事務所に所属をして仕事をすることになるため、年収は300万円からです。

和裁士の場合

和裁士になるのは高い技術力が必要になります。

和裁士になるのであれば、1級、2級和裁技能士資格が必要です。

2級以上の資格を持っていると、仕事として成り立つことができるためです。

専門学校に入学して和裁士を目指す場合4年から5年間学校に通います。

まったくの初心者で見習いからはじめることも可能ですが、見習いとして勉強をしながら、仕立てた和服が月々のお給料になります。

和裁士は国家資格を取るのも大変難しい仕事です。

1級、2級和裁技能士資格を持っていると月額18万円～20万円を得ることができますが、決して給与が高いわけではありません。

フリーとして独立をすると月収35万円～40万円は得ることができるため、年収450万円からとなります。

まとめ

着物に関わる仕事の種類と求められるスキル、年収について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

着物に関する仕事には色々な種類があります。

例えば着付け師は着物を素早くきれいに着付けることが仕事です。

着付けの高い技術力だけではなく対面になるため、コミュニケーション力も必要です。

和装コーディネーターや和装士という仕事も着物に関する仕事をすることができます。

いずれの場合にも、技術力や経験値が低い時にはそれほど年収は高くありませんが、経験値が上がり独立をすると年収も高くなります。

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