久保田一竹の着物の買取相場と高く売れる着物

久保田一竹の着物があり、袖を通すことがないのであれば、自宅でそのまま保管しておくよりも、着物買取店に買取依頼を出すことをおすすめします。

久保田一竹の着物は、いまだに人気が高いため、かなりの高値がつく着物です。

ここでは、久保田一竹の着物の買取相場と高く売れる着物について説明します。

久保田一竹の着物の特徴と買取相場

久保田一竹は、一竹辻が花を確立した染色工芸家です。

辻が花は、室町時代から江戸時代初期にかけて栄えた紋様染めです。

庶民の小袖から人気が広まりました。豪華絢爛な刺繍や美しい多色染めなどの技法を取り入れていることで、武家にも愛されて高級品として大人気となりました。

しかし、江戸時代に友禅の技法が確立したことで、徐々に衰退していきました。

久保田一竹は、20歳の時に辻が花と出会い、その美しさに心ひかれ、伝統技術の復活を試みます。

伝統技術を復活させるだけではなく、久保田一竹独自の手法を加えて確立したのが一竹辻が花です。

この技法を確立させるまでおよそ40年の年月を要しました。

伝統的な模様を取り入れながら、オリジナルの世界観と絵画のようなデザイン性の一竹辻が花は、かなり複雑な工程を経て作りだされます。

そのため、着物が出来上がるまでに1年かかることもあるほどです。

久保田一竹の一竹辻が花は、日本だけではなく世界的に高い人気があり、フランス政府からフランスで展覧会を開催してほしいと持ち掛けられ、その展覧会は大成功を収めています。

さらに、フランス政府からフランス文化勲章シュヴァリエ賞も受賞しています。

久保田一竹の着物は絵画のような美しさから飾るためだけに購入するファンもいます。

久保田一竹の着物を着物専門買取店に買取依頼をすると、買取相場は20万円から30万円です。

ただし着物の保管状態などによって買取相場は大きく変わります。

はっきりとした買取相場を知りたい場合には、着物の知識が豊富な鑑定士のいる着物専門買取店に買取依頼をすると良いです。

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