五嶋敏太郎の着物の買取相場と高く売れる着物

五嶋敏太郎の五嶋紐の特徴が反映されている着物は、着る場所を選ばず、カジュアルな場所からフォーマルな場所まで対応できると人気があります。

ここでは、五嶋敏太郎の着物の買取相場と高く売れる着物について説明します。

五嶋敏太郎の着物の特徴と買取相場

五嶋敏太郎は業界の至宝と言われる五嶋紐の創始者です。

明治12年に東京の日本橋で生まれ、12歳の時に帯締めや羽織紐を取り扱っている製造問屋で仕事をはじめます。

それから五嶋敏太郎は組紐の研究を一筋に行い、技術力を高め、数々の組紐を模索します。

その高い技術力が認められ、昭和35年には無形文化財の指定を受けます。

組紐は、もとは鎧や兜等の武具に使われていました。

縦糸だけを斜めに交差させながら組まれているため、型崩れすることがなく、締めやすい特徴があります。

五嶋敏太郎のつくり出した「五嶋紐」は、素材に衣を織り込んでいます。

組紐としての伝統を守りながら、見た目の美しさや、肌触りの良さ、使い心地の良さが相まって、究極の組紐になっています。

五嶋紐の特徴は、使い心地の良さは、何時間締めていても苦しくなく、普通に着こなしていられる点です。

通常は、帯締めを長く締めていると苦しくなってきますが、五嶋紐は苦しいと感じることがありません。

また、紐を締めた時のきゅっと音がする点も粋で、多くのかたに愛用されています。

五嶋敏太郎は昭和42年に亡くなりましたが、五嶋紐は弟子たちによって受け継がれています。

さらに、五嶋紐の特徴を受けた着物の制作も行われています。

五嶋敏太郎の着物は、着物買取店に買取依頼を出すと、2万円から3万円程度の買取相場になります。

ただし、着物の保管状態などによって買取相場は異なるため、はっきりとした買取相場を知りたい場合には、着物買取店に買取依頼をすると良いでしょう。

着物の知識の豊富な鑑定士のいる着物買取店がおすすめです。

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