牛首紬の着物買取相場と高く売れる着物

牛首紬の着物が自宅にあり、着る機会がない場合、買取を依頼しようかと悩むこともあるでしょう。

着る機会がない着物は自宅に置いていても価値は下がる一方です。

買取を着物買取店に依頼すると、適切な価格で買取をしてくれます。

ここでは、牛首紬の着物買取相場と高く売れる着物について説明します。

牛首紬の特徴と着物買取相場

牛首紬は、石川県白山市で生産される絹織物です。

12世紀の平治の乱で敗れた源氏の落ち武者の妻が、この地で織物の技法を伝えたことがはじまりであるとされています。

牛首の染め方には二つあり、一つは「先染め」です。

先染めは、糸の時に染めて、染まった糸を織り上げていく技法です。

この技法はそれほど難しいものではないため、昔は石川県白山市の一般家庭でも先染めをしていました。

先染めの中でも伝統的な染色法が「藍染め」と「くろゆり染め」です。

藍染めは、植物の藍を使って染める方法ですが、1回として同じような色合いの染具合にはなりません。

くろゆり染めは、海抜800メートルの土地で栽培したくろゆりの花びらの色素を抽出した染色を使って染め上げていきます。

ピンク、紫、黄、緑、グレーなど、彩り豊かな色彩の染色になります。

くろゆり染めで緑色の色素が抽出できるのは非常に貴重なことで、ほかの植物染色でも自然の植物から抽出した色素で緑色を引き出すことは難しく、どこも人工の染色を利用しています。

植物染色を行っているかた達から見ても、くろゆり染めは大変貴重であると認められています。

二つ目は後染めです。

白い生地を織り上げて染色をしたものが、後染めです。

訪問着や帯など、様々なものに用いられます。

最近では、利用価値の高い後染めのほうが主流となっています。

牛首紬は、先染め・後染めがありますが、どちらも生産量がかなり減少しているため価値が高いです。

牛首紬の着物を着物専門店に買取を依頼した場合、4万円から5万円程度の買取相場になります。

ただし、着物の買取相場は、その着物の保管状態などによっても大きく左右されます。

買取を希望する場合には、着物専門の買取店に見積もりを出してもらうと買取相場が把握できます。

TVCMでおなじみの大手買取店「バイセル」は高価買取に定評があり、最短即日30分のスピード買取が売りで、大手の安心感もあります。

全国無料で出張対応をしてくれるので、着物買取を検討している人は、まずはバイセルをチェックしてみることをおすすめします。