鳥取県で着物買取をしているお店とおすすめ

古事記の「因幡の白兎」など、鳥取県には神話の時代からの古い歴史があります。その影響で、多くの文化財や史跡が存在します。着物や織物文化も、近世以降に発展しました。

この記事では、鳥取県へ出張して買取してくれる着物買取店、店舗への持ち込み買取が可能な買取店、鳥取県にゆかりのある着物や織物を紹介します。

鳥取県へ出張して買取をしてくれる着物買取店

鳥取県には、持ち込みで着物買取してくれる店は多くないため、自宅まで出張訪問してくれる着物買取店に買取を依頼する方がおすすめです。

多くの着物買取店は、出張料や査定料は無料です。鳥取県内のほとんどの地域に出張訪問してくれるところもありますが、山間部や僻地などにお住まいの場合は、対応が難しい場合や時間がかかることがあるため、事前に問い合わせましょう。

買取可能な着物の種類は、店によって異なります。鑑定書や保証書・箱・保存袋などがある場合は、同時に用意することで買取価格が上がります。傷や汚れ・シミなどがひどい場合は買取できないか、安い買取金額になる可能性が高いです。

まんがく屋

まんがく屋は、着物買取をメインにした総合買取専門店です。Webサイトに、買取の最新実績が掲示されているため、買取価格の目安になります。

まんがく屋では、着物を中心に多様な品目のリユースをすすめています。そのため、柄や色が古い着物や紋付きの着物、小物なども買取してくれる可能性があります。

出張の際、まんがく屋の社名が入っていない一般車両で自宅まで訪問し、希望すれば玄関先で査定してもらうこともできます。査定員は古物営業法にもとづき身分証の提示をしてくれるため、信頼感が持てます。

無料査定の申し込みは、Webサイトの申し込みフォームまたはフリーダイヤル0120-590-009まで電話連絡しましょう。電話の受付時間は、9時～20時で、土日祝日も対応しています。

バイセル

鳥取県に最も出張訪問に来てくれるスピードが速いのは、着物買取店のバイセルでしょう。以前の店名は「スピード買取.jp」でした。最短30分の出張買取が可能です。

バイセルでは、もし他店の査定金額の方が高かった場合は、全品返却しれくれます。それだけ、査定金額の高さに自信があるということです。また、女性のかたに限り、査定員に女性を指名することが可能です。

有名作家の着物や証紙・証明書があるきれいな状態の着物の方が高く買い取りしてもらえますが、仕立てる前の反物や、帯だけなどの場合などでも査定してくれます。

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福ちゃん

福ちゃんは、紬や友禅などの高級な着物から、傷やシミがある着物、帯や和装小物まで幅広い種類の着物や織物を買い取りしてくれます。最低1点からでも出張してくれる場合があります。

無料査定の申し込みは、Webサイトによるメール問い合わせをするか、フリーダイヤル0120-947-295まで電話連絡しましょう。電話の受付時間は、9時～20時で、年末年始以外は年中無休で利用できます。

出張を依頼する前に、着物の写真を送付することにより事前に査定してもらう「Web査定」を利用すると便利です。

鳥取県で持ち込み買取が可能な買取店

鳥取県内には、呉服店や着物レンタルなどの店は多くありますが、着物を店舗に持ち込み買取が可能な買取店は少ないです。

持ち込みで買取を依頼する際、着物などの他に、運転免許証や健康保険証・パスポートなど公的機関が発行し、氏名・住所・年齢が確認できる有効期限内の身分証明書を持参しましょう。

古美術すえひろ

来店予約をした場合のみ、持ち込みによる買取が可能な買取専門店です。着物の他に、骨董品や貴金属などの買取を行っています。問い合わせは、フリーダイヤル0120-514-506まで電話するか、suehiro.tottori@gmail.comまでメールしましょう。

古美術すえひろでは、生前整理や遺品整理の依頼も受け付けています。着物を含め、まとめて様々な品目を査定してもらいたい場合に利用すると良いでしょう。

総合リサイクルJAM

総合リサイクルJAMは、鳥取県内に鳥取店・東伯店など4店舗を有するリサイクルショップです。着物買取がメインではありませんが、留袖・振袖・訪問着・付け下げ・色無地・小紋・大島紬・結城紬・浴衣・長襦袢などの着物や帯、和装小物を買取してくれます。

特に大島紬や振袖などの需要が高いため、高価買取しています。また、大量の着物や傷・シミがある着物でも買取をしてくれます。

買取は、店舗内の買取カウンターで素早く査定されます。

鳥取県発祥、ゆかりのある着物、織物

倉吉絣は、江戸時代末期より鳥取県倉吉地方に絣の技法が伝えられたことにより、つくられはじめました。それまで倉吉地方の特産品は鉄と木綿で、それらを求めに来た商人が先進的な文化をもたらしたと言われています。

倉吉絣の特徴は、複雑で精緻な絵柄です。江戸時代末期に稲嶋大輔の手により、花鳥風月の絵絣が織られたことから、西日本を中心として普及していきました。現在では、鳥取県郷土工芸品に指定されています。

倉吉絣を参考にしてつくられた綾綴織（あやつづれおり）は、吉田佑（たすく）氏が倉吉に伝わる「風通（ふうつう）織」「組織織」を研究して復興したものです。さらに、沖縄や海外の織物の技法も加え、オリジナルの織物となっています。

大山友禅染

大山友禅染は、鳥取県西伯郡伯耆（ほうき）町でつくられている織物です。1982年、京都で染色技術を学んだ職人により名付けられました。着物だけでなくストールやハンカチなどの小物もつくられています。

大山友禅染の特徴は、絹や木綿などの天然素材に対し、日本古来の伝統技法に現代技法が加えられていることです。

弓浜絣

弓浜絣は、江戸時代前期に鳥取県西部の弓ヶ浜地方で農家の主婦達がつくった、素朴な絵柄が特徴の藍染めの綿織物です。木綿織りのかたわらで、仕事着や晴れ着、布団の生地を織り上げられたものが起源です。

弓ヶ浜地方では砂地を活用した綿の生産が行われており、その後に綿を原料とした木綿の生産が増加していました。元々は、その木綿に、農民達が自分たちが使うためにつくられましたが、「浜の目絣」と呼ばれる絵絣が評判となり、広く生産されるようになりました。

まとめ

鳥取県へ出張して買取してくれる着物買取店、店舗への持ち込み買取が可能な買取店、鳥取県にゆかりのある着物や織物について説明しました。まとめると以下のとおりです。

鳥取は、古来から中国に近いことから大陸の文化が渡来し、着物や織物の分野も発展してきました。そのため、弓浜絣や倉吉絣などがつくられた他、近年は大山友禅染など新たな文化も誕生しています。

鳥取県で利用できる、着物を持ち込み可能な買取店は少ないため、近くに店舗がない場合は出張訪問してくれる着物買取店を利用すると便利です。

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