八重山上布の着物買取相場と高く売れる着物

沖縄県の八重山諸島でつくられている八重山上布は、沖縄の伝統工芸の一つです。

八重山上布の着物が自宅にあるが何年も袖を通していないかたは、着物買取店に買取を依頼してみてはいかがでしょうか。

自宅で保管していても劣化が進む一方で、買取価格も下がってしまいます。

ここでは、八重山上布の着物買取相場と高く売れる着物について説明します。

八重山上布の特徴と着物買取相場

八重山上布は、沖縄の八重山諸島の主に石垣島で織られる麻織物です。

「薩摩白上布」「錆布」「赤縞上布」とも呼ばれていました。

起源ははっきりと分かってはいませんが、沖縄が琉球王朝であった昔から、八重山で織られている織物です。

薩摩が琉球王朝に侵略していたころ、薩摩は琉球王朝に対して厳しい納税を課していました。

琉球王朝は、この厳しい納税のため八重山上布を織ることを強制し、技術や品質の向上につながっていった背景があります。

品質が高くなったことによって琉球王朝の貴重な織物として全国で取引がされるようになったのです。

八重山上布の糸には麻素材の苧麻（ちょま）を使っているため、通気性も良くさらっとした質感です。

細い糸で織られ軽いものほど上質であるとされています。

八重山上布の糸や染料に用いられるのは、八重山の自然から得られる草木で、ヤマイモ科の「紅露（クール）」が使われます。

織物の最終工程では、八重山地方の強い日差しのもとで日晒しを一週間ほど行います。

これをすることによって、赤茶色をしていたものが赤褐色の深い色合いへと変化します。

八重山上布は、質の高い麻素材の織物です。

着物買取店に買取依頼を出すと、4万円から5万円程度の買取相場になります。

ただし、買取相場は着物の状態によって異なるため、はっきりとした相場が知りたい場合には、着物の知識が豊富な鑑定士のいる着物買取店に見積もりを出してもらうと良いでしょう。

TVCMでおなじみの大手買取店「バイセル」は高価買取に定評があり、最短即日30分のスピード買取が売りで、大手の安心感もあります。

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