喪服の着物買取相場と少しでも高く売る方法

喪服とは、葬儀や法事などの際に着る和装です。

以前は、葬儀の時には和装をするのが当たり前でしたが、今ではダークスーツやワンピースなどの洋装をするかたが増えています。

そのため、不要になった着物として喪服を上げるかたも多くいます。

喪服は着物買取店で買取をしてもらえるのでしょうか？

ここでは、喪服の着物買取相場と少しでも高く売る方法について説明します。

喪服の着物買取相場

着物買取店では、訪問着などの着物の他に、七五三で着た着物や成人式の時に着た着物の買取も行っています。

また喪服の買取も行っています。

喪服は、着る場所が限られるために、買取を行っていない着物買取店もあります。

しかし、どうしても葬儀や法事などで喪服を着たいが、新品で購入するには価格が高いために、中古品を探しているかたもいます。

そのようなかたもおり、需要があるため、着物買取店では喪服の買取も行っています。

ただし、喪服の買取相場はそれほど高くはありません。

保管状態や物によって相場は異なりますが、数千円程度です。

作られた喪服の場合には、紋が入っています。

喪服には紋がついているのが普通です。

そのため、紋が入っているからと言って買取相場が下がることはありません。

ただし、ただ、有名作家が制作した喪服など高級なものであれば、通常の喪服よりも買取相場は上がります。

喪服を少しでも高く売る方法

喪服を少しでも高く売る方法は三つあります。

早めに売る

着物は長く保管すればするほど価値が高くなるものではありません。

時間が経過するほどに喪服の状態は悪くなるため、買取価格は安くなってしまいます。

着物の買取の目安は10年と言われています。

購入後10年以上経過している喪服の場合、着物買取店によっては断られる場合もあります。

不要な喪服があれば早めに買取を依頼することをおすすめします。

喪服の関連小物も一緒に売る

喪服を購入した場合、喪服を着る時に必要な小物も一緒に購入しています。

この小物を一式全部喪服と一緒に売却することで、少しでも買取価格を上げることができます。

喪服と一緒に購入したものには、長襦袢、黒共帯、帯締め、帯揚げ、帯枕、帯板、腰紐、伊達締め、草履、裾よけ、バッグなどがあります。

これらを喪服と一緒に買取をしてもらいましょう。

保管していても喪服を売れば使い道はありません。

持っていても仕方がないため、一緒に売却をする方がお得です。

喪服を購入する時に、証紙があれば一緒に買取に出しましょう。

有名産地や有名作家の喪服の場合は、証紙にそのことが記載されています。

有名産地や有名作家の喪服であることの証となるため、証紙がある場合には、出し忘れることのないようにしましょう。

正しく保管する

着物は年数がたてばシミや汚れが出てきます。

喪服も同じことが言えます。

いい加減に保管をしているとシミ、色落ち、虫食いが発生します。

定期的にお手入れをして、正しい保管状態で保管をしていると、昔の喪服であっても良い状態で保管することができます。

このように保管状態が良い物であれば買取価格に影響します。

まとめ

喪服の着物買取相場と少しでも高く売る方法について見てきました。

内容をまとめると以下のようになります。

不要な喪服があれば着物買取店で買取をしてもらうことが可能です。

喪服の買取相場は数千円とあまり高くはありません。

しかし、保管状態が良く、喪服だけではなく喪服で必要な小物も一緒に買取を依頼すると思っていた以上の買取価格で買取をしてくれる可能性もあります。

いつまでも保管しておかずに、不要な喪服があれば早めに買取をしてもらいましょう。

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